鍼灸マッサージいろいろ

鍼灸マッサージ師をしてますので、それに関連するお役立ち情報や体験談を書きたいと思います。

マッサージ師になりたい方への豆知識

マッサージ師の学校の実情などについてざっくりと記事にしました。

【学校編】

マッサージ師だけのコースの専門学校は3校あります。鍼灸マッサージ師のコースの学校は20校あります。又、鍼灸師だけのコースもあり、こちらは飽和状態で100校以上あります。専門学校だと通学期間は3年間になります。因みに鍼灸師のコースは大学もあります。

 

【実技編】

マッサージ師の国家資格の正式名称は按摩指圧マッサージ師になります。学校にもよるとは思いますが、按摩の授業、指圧の授業、マッサージの授業と3つに分かれています。按摩の授業は手拭いを使用して揉んだり、擦ったり、叩いたりをします。指圧の授業は親指を立てて、身体に押し当てていきます。これは慣れないと指が痛くなったりします。マッサージの授業はパウダーやオイルと使用して擦ったり、揉んだりします。特に実技はリラックス効果もあるので、受ける側はうまい人に当たるとうれしかったりします。

 

【座学編】 

座学の方ですが、13科目になります。

医療概論(医学史を除く)、衛生学・公衆衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学概論、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学、東洋医学概論・経絡経穴概論、あん摩マッサージ指圧理論及び東洋医学臨床論

 

科目は鍼灸師とほぼ共通ですが、授業の難易度は鍼灸師より優しくなっています。これには理由がありまして、盲人学校が関係してきます。盲人の方は就業先が晴眼者に比べて限定されますので、マッサージ師の資格を取りやすくして仕事を見つけてやすくしています。

 

因みに晴眼者の専門学校の数は盲人保護の為、増えないように国から制限されています。なので、鍼灸師柔道整復師の学校数に比べてかなり少ないです。鍼灸マッサージ科コースは、はり師・きゅう師・マッサージ師と3つの資格が取れるので人気があり入学の際の倍率が高い傾向にあります。

 

鍼灸師とあん摩マッサージ指圧理論以外は共通科目になりますので、各科目の説明は別の記事の「 鍼灸師になりたい方への豆知識【学校の授業(座学)編】」を参照してください。

 

国家試験ですが、上記で説明した通り合格させたい要素がありますので難易度は低めになっています。合格率は80%以上と高いです。

 

【就職】

マッサージ師は就職先が柔道整復師鍼灸師に比べて多いです。病院・整骨院・マッサージ院・訪問マッサージ・介護施設(機能訓練指導員)などになります。仕事の特徴としては歩合制の給料の会社が多いです。又、独立開業権のある資格になりますので、独立を目指してる人も多いです。