鍼灸マッサージいろいろ

鍼灸マッサージ師をしてますので、それに関連するお役立ち情報や体験談を書きたいと思います。

お年寄りの腰痛について

お年寄りの腰痛の種類や特徴などについてざっくり記事にしました。

【お年寄りの腰痛】

腰椎圧迫骨折の後遺症による痛みや変形性腰椎症による痛みなどがあります。又、腰椎脊柱管狭窄症の術後による痛みもあります。

 

【腰椎圧迫骨折】

特に腰椎迫骨折圧はお年寄りに多いです。なぜかと言いますと、転倒の数が若い人に比べで増えてきます。転倒が原因で寝たきりになってしまう人も多いです。

 

転倒までしないまでも、ベットから落ちて尻もちをついたり、歩行時に尻もちをついたりなどで骨折をします。若者に比べて骨粗鬆症などで骨が弱っていたりしますので、ちょっとした事で骨折します。加齢で回復も遅いです。この為、移動する時は注意が必要になってきます。

 

【変形性腰椎症】

変形性腰椎症は加齢と供に腰の骨と骨の間のクッションが摩耗してすり減ってしまい、骨と骨が直接当たるようになってしまうので痛みがでます。前傾姿勢をすると痛みが軽減されます。その為、腰が前に曲がってきたりします。

 

【腰椎脊柱管狭窄症】

これも加齢によってなりやす疾患だと思います。腰部の骨の中の神経が圧迫されますので、痺れに近い痛みになると思います。どちらかと言うと足に症状がでてきます。症状が酷くなり手術をする人も多いですが、一時は良くなるが、元に戻ってしまったり、逆に悪化してしまうケースもあります。

 

【まとめ】

お年寄り場合ですと、加齢からくる部分と転倒で腰部を痛める人が多いです。例えば、長年車を運転する仕事で長時間座っていることが多かったり、建築関係で重い資材を運ぶ仕事をしていたなどあると、年齢と共に筋力でカバーしていた部分が低下して腰部に痛みが出てきたりします。

 

転倒による骨折は先ほど書いた通り多いですが、特にお年寄り場合は回復するのに時間が掛かりますので、そのまま寝たきり状態になってしまう危険性があります。又、寝たきり状態が長く続くと認知症の原因にもなったりします。

 

老人ホームやデイサービスなどの職員は転倒させないように非常に注意を払っています。加齢の予防はなかなか難しいですが、転倒の予防は注意してある程度可能です。

因みに腰部ではないですが、股関節の骨頭部分を骨折してしまうとかなり治りにくいです。